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SNCASO SO.9000 トリダン(SNCASO SO.9000 Trident)は、1950年代のフランスの複合動力プロトタイプ要撃機。超音速で飛行する能力を有していたが、1957年7月、試作機12機が製造された時点で計画は中止された。 ==設計と開発== フランス空軍は、SNCAOに拠点防衛要撃機の開発を命じ、研究は1948年10月から開始された〔Gunston 1981, pp. 218—219.〕。提案された機体は、主動力をSEPR社のロケットエンジンとする肩翼機で、増強のために翼端にターボジェットエンジンを装備した。初飛行は1953年3月2日に、テストパイロットのJacques Guignardによって実施されたが、ターボジェットのみを使用したために、離陸には滑走路一杯を使う必要があった〔。1955年3月から、ダッソーが製造した合計推力7.34 kN(1,654 lbf)のアームストロング・シドレー ヴァイパーターボジェットエンジンを装備したトリダン Iが飛行試験を開始した。このエンジンのおかげで、ロケットエンジンを使用しない場合でも、緩降下時にマッハ1を超えることが出来た〔Jane's All the World's Aircraft 1956/7, pages 154-5〕。 トリダンの試験飛行は、ノンフィクションライターのBill Gunstonによると、1954年9月にロケットエンジンが装備されるまでは「身の毛がよだつ」ようなものだったと描かれている。18ヶ月間に100回以上の試験飛行が実施され、最高速度はマッハ1.8、到達高度は20,000メートル(65,000 ft)に達した〔。 トリダン IIのうち1機は、1957年5月21日に、事故のため失われた〔''Flight,'' 1957 Retrieved: 15 October 2010〕。 計画は1957年7月に中止された。これは有人航空機ではなくミサイルに重点を置くという、英国の1957年防衛白書の影響を受けたものであった〔。また、トリダンよりさらに高性能で実用性の高いミラージュIIIの開発が成功(1956年11月17日に試作機が初飛行)したことも影響している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SNCASO トリダン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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